1回くらいならコンドームをつけなくても大丈夫だと思ったり、コンドームの装着ミスで避妊に失敗した例は後を絶ちません。そういった緊急事態に対応してくれるのがアイピルというアフターピルです。こちらではアイピルについて解説していきたいと思います。

アイピルについて納得する女性

アイピルとプロゲステロン、保険が使えない緊急避妊薬

アイピルのような緊急避妊薬は、保険が適用されません。薬を処方してもらうには全額自己負担になってしまうので、気をつけましょう。
アイピルがどのような仕組みで避妊を可能にしているかというと、含まれている女性ホルモンに答えがあります。
ピルには黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンが含まれています。ピルを飲むとこれらの2種類の女性ホルモンの働きによって、排卵を促すホルモン(LH、FSH)の量が減り、排卵が抑えられます。また、精子が子宮内には入れないようにしたり、子宮内膜を受精卵が着床しづらい状態にさせる作用もあります。
これらのトリプル効果によって、効果的に避妊を成功させます。
子宮に精子が入りにくくなるのは、子宮の入り口の粘液が濃くなるからです。
ちなみに、排卵を促すホルモン(LH、FSH)が分泌されるのは脳下垂体という部分からです。
アイピルは緊急避妊用のピルなので、副作用が強く出てしまう可能性が高いです。主な副作用には、吐き気、嘔吐、乳房痛、頭痛、不正出血、などです。不正出血は月経とは異なる出血で、不規則に起こります。
重い副作用では血栓症(血管のなかに血のかたまりができて、血液の流れが悪くなる病気)が報告されています。生理痛の緩和やPMS(月経前症候群)の改善目的で使う低用量ピルでは重い副作用が起こる危険性は低いですが、緊急避妊薬はホルモン量が多くなっているので気をつけましょう。
SEXで失敗してしまった場合には、一刻も早く病院で処方してもらうようにしましょう。婦人科などで対応してもらうことができます。最近ではピル外来という専門外来も登場しています。